こんにちは、皆さんはSNSや雑誌で「界面活性剤は肌に良くない!!」や「界面活性剤が入っているものは使わない方が良い」などといった文言を見たことはないでしょうか?
今回は「界面活性剤は本当に肌に良くないのか」について解説していきます!
1.そもそも界面活性剤とは?
いろいろな商品に使われている「界面活性剤」
知っている人も多いと思いますが説明しておきます。
簡単にいうと界面活性剤とは、水と油のように本来混じり合わないものを混ぜ合わせる働きをする物質の総称です。
代表的なものは、セッケンや卵ですね。
界面活性剤には、
・天然由来のもの
・石油由来のもの
があります。
よく「体に悪い」「肌に良くない」と言われているものは石油由来の合成界面活性剤というものです。
2.なぜ悪いといわれているの?
さて なぜ悪いと言われているかというと、
元々人の肌は 水分である汗と油分の皮脂 によって、皮脂膜という天然の保護膜を作って、
菌や有害なものが入らないように肌を守っています。
それが界面活性剤によって、水と油など混ざり合わないもどうしの界面(表面)を変質させ混ぜ合わせるという性質で、皮脂膜の性質も変えてしまうんです。
そのため、肌の上に界面活性剤をつけた状態が長時間つづくと、皮膚膜がどんどん薄なってしまい肌が弱ってしまいます。
界面活性剤は洗浄力を高める働きがありますが、「必要なうるおいまで落としてしまい、肌を守るために備わっているバリア機能を損ないやすい」というデメリットの部分だけがよく見られているみたいですね…
3.なぜ入っているの?
そもそも化粧品には、
水性と油性それぞれの成分が含まれて効果を発揮するするには界面活性剤の働きでそれぞれの成分を混ぜ合わせる必要があり、
界面活性剤は欠かせない成分なのです!
他にも、
- 乳液、リキットファンデーションを作れる
- 化粧水を外見上無色透明にする
- 皮脂やメイク汚れを落としやすくする …
などなどいろいろな目的に合わせて使われています。
4.正しい選び方とは?
化粧品を選ぶときに注目すべきは界面活性剤が入っているかよりも、
「合成界面活性剤」が入っているかに注目してください!
合成界面活性剤には、洗浄力が強い代わりに、肌への負担がとても大きいというデメリットがあるのでなるべく避けるべきです!
5.まとめ
まとめると、
- 界面活性剤は水と油のように本来混じり合わないものを混ぜ合わせる働きをする物質
- よく「体に悪い」「肌に良くない」と言われているものは石油由来の合成界面活性剤のこと
- 元々人の肌にある皮脂膜の性質まで変えてしまいう
- 化粧品は水性の成分、油性の成分を混ぜなければ効果を発揮しないため界面活性剤は必要不可欠
- 「合成界面活性剤」に注意!!
とこんな感じになりました。
界面活性剤は悪者のされがちですが、すべての種類が肌に悪いということではありません。
むしろ、界面活性剤の本来混じり合わないものを混ぜ合わせるという作用が
化粧品には欠かせない成分です。
特徴をよく理解して、肌への負担が少ないものを選びましょう!
これからも、美容関係について更新していくので良かったらチェックしてみてください!!
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